地域保健と学校保健との連携

橋本勢津 *1 / 菊池フミ *1 / 佐々木ナホ子 *1 / 平澤郁子 *1 / 奥寺三枝子 *1 /
城澤カヨ子 *2 / 荒川桂子 *2 / 佐藤幸子 *2 / 大越恵子 *2 / 工藤宣子 *2 /
畑中美賀子 *2 / 竹内淳子 *3

*1 岩手県宮古保健所 / *2 学校保健部会下閉伊支部 /
*3 岩手県精神保健福祉センター


まとめ

 理解や認識を深めることを目標に可能な支援を行い、その結果を検討した。
本調査のような場合は専門機関の協力がなくては実施できないものだが、今回、岩手県公害センターの協力により、成分分析を実施し、そのデータを活用できたことは環境教育を進めるうえで効果的であった。環境アドバイザーによる講演は、環境アドバイザー事業の推進・学習機会の提供の点から良かったと考えられる。しかし、酸性雨というテーマが難しすぎるため、まだ理解されていない部分も残っており今後の課題と考える。
 酸性雨のモニタリング調査や森林への影響調査は継続して行うことが重要である。今回の支援を通じ、より環境問題に対する関心を持ってもらったことは、今後学校あるいは地域において活動していくうえで効果的であったと考える。

(岩手公衛誌,8(1),102-110,1997.)


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